不動産オーナーから根強い人気を誇るサブリース。そのサブリースを後悔している方が意外と多いってご存知ですか？

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一般的にサブリースといえば賃貸物件の「一括借り上げ」や「空室保証」をする事をいいます。その賃貸マンションの空室がいかに多くても当初契約した家賃が支払われるため、安心できる制度として賃貸マンションオーナーに人気があります。

また、銀行担当者にとっても、不動産購入や新築の融資を行う際、「所有者の不動産運営能力」や「将来賃料の推移（増減）」を気にせずに事業計画を作成する事ができる為、「行内稟議がスムーズに行える」というメリットがあり、その使い勝手の高さからサブリース導入が融資条件の中に入る事もあるようです。（銀行からの紹介を獲得するため、融資期間に合わせたサブリースシステムを提供する不動産会社も増えてきています。）


このように賃貸マンションオーナーにも銀行にとっても人気の高いサブリース契約ですが、サブリースを積極的に導入し不動産経営で成功された方の話はほとんど耳にした事はありません。どちらかと言えば、安易にサブリースを導入した結果、苦労されている方のお話を耳にするほうが圧倒的に多いのが現実です。

勿論、サブリースを導入する大地主など、元来が大資産家の方で、現在も大資産家の方は多数おられますが、そのような方たちは不動産経営において成功した方とは言えないかと思います。

では、なぜ不動産経営の安定が高まるはずのサブリースを導入し、不動産経営に成功したという方の話を耳にする事が少ない一方、失敗したとの感想はよく耳にするのでしょうか？ほとんどの方が気付かれていないデメリットでもあるのでしょうか？

サブリースを後悔されている方の体験・感想を総合すると、その理由は、「サブリースを導入したが、安定性を高めるどころか、結局は不動産経営の手取り収入を圧迫しただけだった。」という事です。（※１）

サブリースの売りは、大きくいうと�@「空室や賃料下落、滞納も関係無い」、�A「３０年〜３５年の借り上げ保証」、�B「入居者管理の煩わしさがない」の３点です。この中で�Bだけは、実際に「その通りだった」というご意見が多いので、このセールスポイントには特に問題が無いといえます。但し、�Bのメリットだけであれば、プロパティマネジメント会社に任せれば、入居者の応対はもちろん、入金管理・客付けなど管理に関わる全てを行ってくれ、物件売却時に重要なキッチリとした月次報告書（トラックレコード）も毎月提出してくれますし、月次推移表など年間を集計した帳票もきちんと提出してくれます。
更にプロパティマネジメント会社には「信頼度のおける滞納保証会社を必ず使うよう」依頼しておけば、滞納問題にも頭を悩まされる事もないでしょう。


それでは、次項から�@「空室も滞納も関係無い」、�A「３０年〜３５年の借り上げ保証」という内容にも関わらず、「サブリースを導入したが、安定性を高めるどころか、結局は不動産経営の手取り収入を圧迫しただけだった。」という意見がなぜ多いのか、具体的にどんなデメリットがあったのか等を見ていきましょう。


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